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桧家住宅の中でも安いパパまるハウスという全館空調Z空調で住んでいたマイホームが区画整理にかかった・・・
結論から申し上げますと、桧家住宅のパパまるハウス、最高でした。
最近斎藤工さんがCMキャラクターになっているZ空調、これが最高すぎました。
35坪で建物、土地、その他で総額4900万円にて建てました。ほぼ土地代ですが・・・
その後、想定外の区画整理にかかってしまったので、一条工務店に建て替えました。
短期間でこの2つの住宅に実際に住んでみて比較した人間はそうそういないと思うのでこれからマイホームを建てる人の参考になればと思い、リアルな感想を書き綴ってみます。
全館空調Z空調VS全室床暖房
Z空調は1Fと2Fに業務用エアコンをぶち込みます。それでダクトで各部屋に温風、冷風を行き渡らせるシステムになっており、各部屋のドアの上などにダクトからの給気口があります。これがマジでダサい。お家に招待した友人には必ず指摘されるあの穴は何?という質問。何十回も聞かれました。
住んでいると慣れで気になりませんでしたが、始めて来る友人や久々に来る友人には毎回聞かれるので相当気になる穴なんでしょう。意識してみたら自分自身も気になり始めました。改めてみると
めっちゃダサいです。
ですが結論から言うと床暖房よりもZ空調の方がよかった。理由は後述しますが。Z空調はとにかく部屋の温度が均一で、脱衣場や廊下も暖かい。そして桧家住宅お得意の小屋裏収納が、Z空調+サーキュレーターで快適に過ごせることが自分にとって大きかった。小屋裏収納が過ごしにくいとただの物置になってしまうけれど、小屋裏収納がここまで快適ならば普通に部屋として使える。天井高が~140cmしかないけども。。。ただZ空調も完璧ではなく、ダクトの中の衛生面が気になる。
自分の場合は想定外に早く壊すことになったので問題なかったけど10年後、20年後とかもきれいなままなのか気になる。そして業務用エアコンも数年だったので壊れなかったけどアレが壊れたら一体どれだけの修理費が発生していたんだろう。保証は確か10年とか言ってたから、10年は心配いらないけど・・・
便座のスイッチをOFFにできる
一条工務店の床暖房も相当最高で足元は温かいけど、Z空調との違いはZ空調の場合、便座のスイッチをOFFにしても問題ないということ。感動した。真冬って、地域によるかもしれないけど、便座ってヒヤッとするじゃないですか、あれがない。しかも便座を常時温めておく機能って地味に電気代に響くし、これが切れるのはそれだけ家の全体的に均一の温かさがあるということで。真冬でも問題なかった。ヒートショックとか流行ってるし、そういった面でも全体が均一の気温ってのは心地よかった。
Z 空調のホームページにも暖房便座の件が書いてありますが実感としてはあれはだいぶ大げさに書いてる気がします、もちろん個人的な感想なのでホームページに期待されていることが正しいのかもしれませんが、、、リアルな生活をしてみてのリアルな個人の感想を書いているのでその辺はご了承ください。
トイレ以外にもふらっと廊下に出て玄関に郵便物を取りに行くときや、ちょっと必要なものがあって廊下に面した収納に行く時も暖かい。
これはとても快適で心地の良いものでした。
ちなみに夏は逆にムワッとした暑い部屋がないので、家のどこにどのタイミングで行っても快適でしたね。
一条工務店の床暖房も全体的に暖かいのですが夏はエアコン(冷房)を使う必要があるので、そこは床暖房の良さが一年中あるわけではないので、そういった面でも Z 空調は年間を通じて安定しているそんな感じがしました。
しかし床暖房が勝っている点もたくさんあるわけで 。Z 空調は乾燥がやばかった。。。
自分の住んでいる地域は比較的湿気が多い方の地域だとは思いますが、Z空調の家に住んでいるときは一年中除湿機を使うことがなくなった。
除湿機を使用していた時期に関してはラッキーという感覚だったけど、逆に一年中加湿をする必要があるので、たまに湿疹ができたり等、乾燥によって引き起こされる弊害もあるのは覚悟しておいた方が良いとは思った。
今は乾燥に対応した新しい商品も出ているようなので今日現在の桧家住宅(パパまるハウス)は進化してるのかもしれませんが、長い間乾燥に悩まされてきた自分としては、個人的にはそこまで効果があるのかな〜と思いますね、、、こればかりは体感したことがないのでどれぐらい進化したのか分かりませんが。
ですので、桧家住宅…というか Z 空調を採用した家に住む時は、2階にも簡易的でもいいので洗面所を設置して、加湿器を使いやすい環境にするのが良いと感じましたね。
私の場合は1階にしか洗面所がなかったので、毎回毎回加湿器のタンクを持って水を入れに行くのがとてもとても苦痛でした。
これもトレーニングだ!と思って行なっていたので個人的にはアリだったんですが普通に考えて意味のない無駄な時間でしたね。
またパパまるハウスと一条工務店とでは値段がかなり違いますなのでそのぶん2階に水場を設置することが出来ると思いますので予算にはよると思いますが、 Z 空調を採用する際にはそのようなことも検討した方がいいんじゃないかと思います。
後は、床暖房の場合は埃が全く舞わないので、空気がとても澄んでいた感覚があります。
自分は軽い喘息を持っているので、たまに気管支炎のような症状が出る事があったのですが、一条工務店の床暖はそれが一切ない。
そういった面では一条工務店のほうが優れていたと思います。
今現在住んでいる一条工務店の家は屋根に太陽光パネルがあるせいで電気代は全く気にならないのですが、太陽光パネルを付けない場合、床暖房を全室にすることはオーバースペックとも言える気がします。
まったく人が使っていない部屋であったり、滅多に行かないスペースにまで床暖房が通っているのでこれはメリットとあると同時になんか無駄なような気もします。
ちなみに実家は、積水ハウスで建てているのですがリビングとその他一部だけ床暖房を入れています。これは一条工務店で家を建てるまでは最高だと思っていたのですが、一条工務店の全室床暖房を経験してしまうとそういった一部の部屋だけに床暖を入れることが余計無駄に感じました。
何故なら少し廊下に出ただけで足の裏がとにかく冷たい。ですから、結局スリッパと履くことになりました。
ですが一条工務店の全室床暖房に関しては家の中どこにいても裸足で過ごせます。
冬であっても裸足で過ごせます。
これはめちゃくちゃ心地が良いことでした。
Z空調は各部屋の温度が・・・
全館空調の欠点の一つとして各部屋の温度が微調整できないということがありました。
例えば、隣の部屋がものすごく暑がりの人がいて、隣の部屋がものすごく寒がる人がいるとして 。
Z 空調の場合温度の調節が天井に埋め込まれた巨大な業務用エアコンの温度調節で行うため各部屋の温度調節ができません。
ですので、例えばものすごく寒がりな人の場合せっかくの Z 空調が備え付けてあるにも関わらず自分の部屋で暖を取るような対策を取る必要があるかもしれません、これに関しても個人の体感の話なので全ての人に当てはまるデメリットということはできないかもしれませんが、個人的には自分の好きな温度にできないことが苦痛ではありましたね。
また各部屋のドアに隙間が出来ており、その隙間のおかげで廊下などの共用部分も同じ温度に保てるというメリットがあるんですが、
例えば香水をつけた場合など廊下にまで香りが飛んで行ってしまいます。
これもまた、デメリットの一つと言えると思います。
実際に住んでみると、全ての部屋がなんとなくつながっている・・・という感覚なので、完全な個室という感覚は味わえなかったです。
他の部屋の人に気を使うような生活を行っていたので、これもまたデメリットの一つと言えるかもしれません。
また、仏壇を設置する場合、線香などを焚くとして、部屋のドアの上にあるとてもダサい送風口…に関しては、空気を送り込むための穴なので、そこから香りが充満することはないのですが、先ほども書いた各部屋のドアの隙間という部分から、線香の香りが漂っていってしまい家中や玄関に線香の香りが充満するということもあります。
これは線香を炊くところを密閉するなどの対策を取れば、ある程度防げることができるかとは思いますが、やはり各部屋が、完全なる個室という感覚ではなく、空気を分け与える分、気を使うといった生活が必要になります。
神経質な人はこれがとても大きなデメリットと言えるかもしれません。
高気密高断熱の必要性とZ空調のお手入れについて
Z 空調を設置する場合と設置しない場合があると思いますが 、Z 空調を設置した場合、高気密高断熱の住宅性能が必要不可欠となってきます。
せっかくの温度調節が断熱が弱いと逃げていってしまうため本当の Z 空調の心地よさを体感することができなくなります。
また現在の住宅には全て備わっていると思いますが24時間換気。Z 空調の場合第一種換気という分類のものが設置されており熱交換ユニットを通った空気を建物内に取り入れる為、真冬でも比較的暖かい空気が入ってきます。
これは感動しました。
快適な温度湿度を調整した空気が全体にいきわたるような感覚です。
また高性能のフィルターも備わっているため花粉であったり虫の侵入であったりハウスダストであったりそういったものを防いで新鮮な綺麗な空気を取り入れて気持ちよく過ごすことができとても良かったです。
心地よい温度に空気環境をコントロールしながら花粉症などのアレルギー予防にも役立ち、住んでいる人の生活を快適にするといった機能が備わっています。
ちなみに熱交換器というのは床下に設置されており床下の空気も全て換気するので家全体が綺麗になったような感覚があります。
また先ほど申し上げた、フィルターに関しても床下に設置されており、これに関してはフローリングにある蓋を開けその点検口から掃除機で吸い取ることができるのでお手入れは比較的楽でした。
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