弁護士特約を使ってみた

目次

居眠り運転のおっさんに追突された

先日、赤信号で停まっていると後ろから追突された。
初めてのことで、焦ったが、いつまで経っても相手が車から降りてこない。
しびれを切らして自分から降り、相手の運転席の窓をノックしたところ、なんと寝ていた(笑)
私のノックで起きた様子で、疲れていたという理由の居眠り運転。
相手の車は年式の新しい車だったので、「その車の年式なら自動ブレーキとか付いてないの?」と尋ねたところ、「自動ブレーキがついているから居眠りしてしまう」というまさかの答えが。
とりあえず警察を呼んで事故処理をしてもらいました。
相手方は謝ってはいましたが、同じ被害者を増やさないためにもこちらもやれることはやろうということで前からいつか使ってみたと思っていたコスパ最強の弁護士特約を使って徹底的に戦ってみることにした。

弁護士特約の範囲と使い方

弁護士特約を使う最大のメリットは、人身部分の賠償金の金額が上がることだった。
追突された私の車は3か月前に新車で納車されたばかりの車だった。この先売却する場合今回の事故により少なからず査定額が下がるが、その部分は正直弁護士には期待できない。
評価損が認められる場合もあるが金額にしてほとんど意味がない。
弁護士特約を使ってみてわかったのはあくまでケガの賠償金の部分。

弁護士特約は自分で弁護士事務所に電話をかけて弁護士を決めることから始まった、自分で選ばないと保険屋が選ぶ。どうせ無料なのでネットで事故に精通した弁護士を探したほうが良い、契約内容にもよるが基本的には300万円まで弁護士への支払いを自分の保険会社が払ってくれる仕組み、この弁護士特約は使用しても保険の等級には影響がない。なので使わない理由がない。

手あたり次第弁護士事務所に電話をかけるわけだが、弁護士事務所も商売。どこの弁護士事務所も弁護士特約はついていますか?と聞いてくる。ついていることを伝えると、ぜひうちで!!!という態度になる事務所が多かった。
確実に報酬を回収できると思うからだろう。弁護士特約の付いてない人の依頼は受けないのかなというレベルで弁護士特約の有無を必死に聞いてくる弁護士事務所もあった。

またごく一部の弁護士事務所は、一度電話したら中古車の一括査定に申し込んだ時のように必死に電話をかけまくってくる事務所もあった。よく債務整理のCMで流れてくる前に不祥事を起こしたあの有名な事務所だった(笑)

不祥事を起こすほどえぐい弁護士事務所なんて敵からしたら一番厄介だろうからあえてこの事務所を選択した。ちなみにどこの弁護士事務所に依頼しても結果はそんなに変わらない気がした。
結論から言うと最初に提示された示談金は16万円だった、それが最終的には90万円ほどになった。自動車保険の元が一気にとれた。相手の保険屋は自賠責保険基準という基準で算出した金額で示談を求めてくるが、弁護士に依頼することで弁護士基準という算出方法になる、これがでかい。
また、通院は週に2回程度だったが、「通院回数」によって賠償金が変わるが、弁護士に依頼することで通院回数はあんまり意味がなくなる、治療までにかかった「期間」をベースに算出してくれる。

途中で相手方の保険屋から体調を気遣ったふりのそろそろ通院やめませんかみたいな電話がかかってくる、この部分は自分で対応した。交渉が大好きなので基本的には弁護士に頼まず自分で対応した。先ほどの自賠責基準を弁護士基準に変えるためだけに依頼したようなものだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました